ビジネス初心者のための契約書入門

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袋とじ(製本)の契印(割印)の位置について

袋とじ(製本)した契約書に契印(割印)を押印しますが、その位置はどこですか?と質問頂いたので、こちらでお答えします。

押印の位置について

袋とじ(製本)と表紙の位置

基本的な考え方は契印と同じです。
以下の図のように、袋とじ(製本)に使用した製本テープや背表紙と表裏の表紙の紙の両方に印影が付くように押印します。

契約書の袋とじ方法

押印の位置

それでは、契約の当事者が複数いる場合、どの順番で押印するのでしょうか?
上の図では、上下はどうするのか?ということです。

結論からいうと順番に契約書を無効にするような決まりはありません

「甲が上に、乙が下に・・・」などということを聞くことはあります。
見栄えだったり、業界の慣習だったりとその理由は様々です。

しかし、上記の理由からもわかるように、上下を逆に押印したという理由で、契約書が無効になるようなことはありません。

袋とじ契印のところでお話しているように、複数枚の契約書を一つにまとめる行為なので、押印位置の上下は問題にならないからです。

とは言え、契約書ですので、見栄えを重視したい場合などは、押印の位置を考えてもよいです。
契約書を無効にするような決まりはないので、契約当事者の都合に合わせて押印されてはいかがでしょうか。

2018年02月05日追記

片面にしか押印されていない時のご質問を頂くことが多いので、片面にしか契印のない袋とじされた契約書の有効性についてで、ご紹介しています。

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参考記事(一部広告含む)


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