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気をつけないといけない「社員」という言葉の意味の違い

前回の「役員と従業員の違いとは?」で、「社員」ではなく「従業員」と言い換えたとお話しました。
この言い換えた理由について、今回お話します。

気をつけないといけない「社員」という言葉の意味の違い

社員の意味

「社員」は大きく分けると次のような2つの意味で使われます。

  1. 会社などの従業員
  2. 株主や持分保有者など
それぞれについてお話していきます。

会社などの従業員

こちらは、説明は不要かもしれませんね。
前回お話をした従業員です。

サラリーマンなどともよばれています。
アルバイトなどをしている人が「社員さん」と言う場合は、「正社員」に限定している場合もあります。

株主や持分保有者など

会社法では持分会社(合同会社・合資会社・合名会社)の出資者を「社員」と呼んでいます。
また、会社法の前身である商法では株主を「社員」と呼んでいました。
それに、社団法人などでも株主総会でいう株主総会と同じような位置付けの総会(=社員総会)に参加する人を「社員」と呼びます。

このように株式会社以外では株主のような位置づけの人を「社員」と呼ぶのです。

この意味では、前回お話した「役員との違い」は、次のように全く違った意味になります。

「役員と株主の違い・・・」

この質問はあまり聞かれない気がします。。。
ということで、質問者に確認したのが、前回冒頭でお話した経緯です。

従業員持ち株会などで、会社の株式を所有している従業員が居る会社もあるので、(社員=)株主≠従業員ではありません。
また、創業者など、役員が会社の株式を所有していることもあるので、(社員=)株主≠役員でもありません。
このため、
  • 「社員であり」かつ「従業員」
  • 「社員であり」かつ「役員」
という関係も成り立ちます。

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