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”copyright ~ all rights reserved”って、どういう意味ですか?
- 投稿日:2018-06-27
- 最終更新日:2019-12-10
- 表示:45,120PV
- カテゴリ:著作権
目次
”copyright ~ all rights reserved”とは?
次のような順番でお話を進めます。表記の仕方
表記の仕方は次のとおりです。copyright (c)【年数】 【著作権者名】 all rights reserved.
(c)の記号
本来の表記は、【©】です。ただ、本来の表記は、スマートフォンやPCなど表示するモノやブラウザによっては、表示できない事もあります。
記載するのですから、表示できないでは意味がないとまでは言わないですが、半減するため、(c)と表記している場合が多くあります。
このサイトでも、一番下に記載している表記では、(c)としています。
年数
基本的には(c)の年数は、第一発行年の表示です。第一発行年とは、「いつ作成したか」を意味します。
「基本的には」というくらいで次のような例外もあります。
- 【第一発行年】-【更新年】
- 【第一発行年】-【現時点】
- 【更新年】
- 【現時点】
【更新年】は、記載を更新した年です。
【現時点】は、そのままですね。
【現時点】を使用しているのはWebページが多いです。
Webページの場合、紙などと違って、表示する時に表記を変えることができるので、このような使い方をしている場合が多いです。
この場合、サイトの一部でも更新した年を記載するという意味で、毎年どこかしら更新しているから、現時点でよいはず・・・と使用していることがあります。
実際に更新していればよいのですが、そうでない場合もあります。
そのほか、ワードプレスなどサイトを生成するソフトが標準で【現時点】を表示するので、そのまま使っている・・・というようなこともあります。
このようなあやしい表記は「どうなの?」ということについては、この後の「効果は?」でお話をします。
著作権者名
著作権者名のところは、著作者人格権:氏名表示権のところでお話したように、実名でなくても良いです。ペンネームや雅号、筆名、略称その他実名に代えて用いられるものであれば、著作者人格権者が決めることができます。
英語の意味は?
- “copyright”は「著作権」
- “rights”は「権利」
- “reserved”は「保持する」
「【年数】年から、【著作権者名】という著作権者が、著作権を全て保持しています。」となります。
効果は?
アメリカなどが加盟した万国著作権条約では、方式主義を採用しています。この方式主義の国で、質問のあった”copyright ~ all rights reserved”は、著作権が保護されるために必要な条件の一つになっています。
このことは、○(マル)にCって、どういう意味?本などで書かれている記号についてでお話しています。
気をつける必要があるのは、この(c)記号と同じく、書いたからといって、「著作物として法的な保護が受けられるわけではない」です。
日本はベルヌ条約加盟国です。
このベルヌ条約は無方式主義を採用しています。
「無方式主義」とは、方式を定めないので、(c)記号を表記するなどといった何か記載が必要とはなりません。
このため、記載が無くても、著作権法上保護されます。
あやしい表記は・・・
記載がなくても保護されますので、【年数】のところに多少おかしな「年」が表記されても、効力に影響はありません。実際、月刊誌などでは、年末の翌年1月号を発売しますが、翌年で表記しているものもあります。
書く意味あるの?
○(マル)にCって、どういう意味?本などで書かれている記号についてでお話したように、『著作権者の意思として』表示することにより、著作権についての注意喚起をするという意味があります。広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません |
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