エンジニアのための著作権入門

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著作者とは?

著作者という言葉を聞いてどのような人を思い出しますか?

  • 小説や本の作家
  • 絵を描く画家
  •    ・・・など

一般的には、紙などに何かを書く(又は描く)人がイメージされるようです。

しかし、著作権法では、もっと範囲が広く、

  • 写真家
  • 彫刻家
  • 作曲家
  •     ・・・など
文芸や学術、美術や音楽の分野の人が対象になります。

なんだ『xx家』ばかりではないか!と言う方、実はエンジニアも著作者になることがあります。

まず、プログラムは著作物として認められています。
それに、設計書や仕様書、説明書といったドキュメントも著作物として認められています。

機械的に生成されていなければ・・・ですが。
創作的な思想や感情の表現物であるという条件がありますので、プログラムなどからツールを用いて機械的に仕様書などを作った場合は、残念ながら認められません。
そうはいっても、基になったプログラムは認められる可能性が高いですから、著作者になることがあります。

基本は、著作物を生み出した人が著作者だと考えればよいです。
基本はと言うくらいなので、例外もあるのですが、例外については、別の回でお話します。

※2013年9月10日追記 例外の一つとも見ることができる権利について『二次的著作物の利用に関する原著作者の権利について』にてお話しましたのでをご参照ください。
※2013年11月22日追記 生み出した人が著作者にならない例外の一つを『法人著作(職務著作)について』にてお話しましたのでをご参照ください。

では、考える元になる著作物とは何でしょうか?
次では、著作物についてお話します。

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