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製品・サービスの広告宣伝

今回は、全体像の9番目にお話をした製品・サービスの「広告宣伝」についてお話をします。

製品・サービスの広告宣伝

広告宣伝を考える

広告宣伝(プロモーション:Promotion)を考える上で、重要な考え方があります。
それは、AIDMA(アイドマ)と呼ばれる消費者が購入するまでの心理的なプロセスです。
次のような消費者の行動心理の頭文字からきています。
今回のお話の分野は、専門書などではカタカナ用語が多いので、極力、カタカナと英単語も併記するようにします。

  1. A:注目(アテンション:Attention)
  2. I:関心(インタレスト:Interest)
  3. D:欲求(デザイア:Desire)
  4. M:記憶(メモリー:Memory)
  5. A:行動(アクション:Action)

A:注目(アテンション:Attention)

今まで知らなかった製品・サービスに意識を向けます。
一般的には注意と言われていますが、注目の方が分かりやすいです。

I:関心(インタレスト:Interest)

注目した製品・サービスに関心を持ちます。
関心を持つと調べたりなどします。

D:欲求(デザイア:Desire)

その製品・サービスが購入により消費者の欲求を満たせると考え、欲しいと思うようになります。

M:記憶(メモリー:Memory)

欲しいと思ったその製品・サービスを記憶します。
記憶するかどうかは個人しだいのところもあります。
このため、MがないAIDA(アイーダ)と呼ばれることもあります。

A:行動(アクション:Action)

実際の購入行動です。

どのように使うのか?

実際の活動は、次の二つに分かれます。

  1. 広告・宣伝
  2. 販売促進・勧誘・売込

広告・宣伝

AIDMAの前半2つである、AとIです。
広告(Advertising)や宣伝(パブリシティー:Publicity)により、消費者の注目を集め、関心を持ってもらいます。
ターゲット顧客に届くように、広告媒体や宣伝方法などを検討します。

販売促進・勧誘・売込

AIDMAの後半3つである、DとMとAです。
Dの消費者の欲求を満たせると考えるような販売促進や勧誘・売込みを行います。
Aの直前で迷っている人に、試供品のような販促グッズを配るなど、購入行動につながる方法を検討します。

勧誘や売込みは、人手を使うと想定顧客がどのようなことを望んでいるかという情報を得ることもできます。

どのようにするかを記載する

これまでお話をしてきたようなことを製品・サービスについて考えます。
その上で、効果的な方法を検討します。

検討した内容をもとに、事業計画書の読者にもわかるように記載するのです。

次回は、全体像の10番目にお話をした製品・サービスの「知的財産権」のお話です。

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