ビジネス初心者のための事業計画入門

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成長段階

事業計画書の全体像の5番目でお話をした「成長段階」です。

成長段階

成長段階とは?

事業計画通りに進めていくことによる成長の段階です。
「段階」と言わずに、「(成長)ステップ」や「(成長)フェーズ」ということもあります。

各段階のそれぞれの期間は、事業年度の単位ではないことが多いです。
ある程度予測ができている直近は、年度単位であっても、段階が進むにつれて、複数年度になることが多いためです。
年度の途中で段階を区切ることもあります。

これまでの記載内容で、「製品・サービスの詳細」や「財務データ」「組織」など事業について検討し、読み手に理解できるものを記載してきました。
これにより、成長段階がこのようになると、説明できるようになっているはずです。

記載内容は?

成長段階を説明します。

既に、売上目標損益シミュレーション資金調達など、目標になるモノ、検討したモノが提示されています。
これらのモノを元に次のようなことを検討し、成長段階を説明するのです。
  1. 目標を達成するために必要な具体的な課題(テーマ)を設定する
  2. 目標を達成する時期を設定する
  3. 時期に合わせた課題などを段階(フェーズ)で分けて検討する

目標を達成するために必要な具体的な課題(テーマ)を設定する

高度な課題は順次解決していかなければ、計画した事業が進みません。
このため、課題(テーマ)をどのような順番で解決していくかを具体的に検討し、設定します。

目標を達成する時期を設定する

課題(テーマ)に合わせて、解決にかかる期間を検討し、解決時期を設定します。

時期に合わせた課題などを段階(フェーズ)で分けて検討する

課題と時期を合わせて、段階(フェーズ)を設定します。
設定した段階ごとに、内容に「矛盾が生じないか?」「無理が生じないか?」などを検討して、読み手が理解できるように記載します。

成長段階は、事業計画の集大成ともいえる項目ですから、どうなっていくということをしっかり示せるようにしましょう。
示せないということは、これまでの記載の内容に課題が残っていることになります。
残課題などは見直して、該当箇所を修正するようにします。

自分たちで解決できない課題や課題と言えない懸念点などは、次回、お話をするリスクで記載をします。

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