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経営陣・キーパーソン ~ 事業の成否を左右する人 ~
- 投稿日:2019-01-18
- 最終更新日:2019-03-03
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- カテゴリ:事業計画書の記載内容, 組織概要
組織概要:基礎情報の「役員(取締役)」でさらっとお話していますが、なぜ書くのか?のお話をしていなかったので、今回、お話します。
目次
経営陣・キーパーソン
人
経営陣
経営陣とは組織概要:基礎情報の「役員(取締役)」のことです。株式会社では、基本的には、取締役です。
「基本的には」ということは、例外があります。
「相談役」など、経営陣に助言などをする人を含む場合もあります。
また、事業計画書の読み手によっては重要になることもある「監査役」「会計監査人」など経営層の活動を監査する人も含みます。
キーパーソン
「キーパーソン」とは、「製品・サービス」の実現や事業運営に必要な人です。役員になると、経営に関係することになりますが、役員以外でも、必要な人がいる事業があります。
例えば、「AI」などです。
AI分野では、優秀な技術者が必要となります。
しかし、多くの場合、「優秀な技術者」=「経営ができる人」とはならないでしょう。
技術競争の激しい分野ですから、優秀な技術者には「技術的な分野に時間を使ってもらい、経営にはタッチしない方が、事業がうまくいく・・・」という場合も多いのではないでしょうか。
このような場合、役員(経営陣)とはなりません。
しかし、必要な人なので、キーパーソンとして記載します。
記載する理由
読み手がお金を出す(出資・貸付)ような場合、事業が成功しないと、出したお金が無駄(損失だけではなく最悪の場合は0)になります。お金に限らず、材料の供給であっても、支払いがされない可能性もあります。
また、協力した時間などは戻ってきません。
このようなことがないように、外部の協力者が「事業を実行に移しても成功する」と考えられるように、情報を示さなければなりません。
この考える情報として、経営陣やキーパーソンを記載します。
記載する内容
記載する内容は大きく分けると下記の2つです。- 経歴や過去の経験
- 人脈
経歴や過去の経験
役員やキーパーソンの経歴や過去の経験です。学歴や過去の勤務先などだけ記載した事業計画書も多くあります。
しかし、これでは、「事業が成功する」と考えられる「情報」になりません。
例えば、次のような経歴です。
「有名大学経済学部卒」
「有名銀行入行」
この事業の担当分野は「技術者」です。。。
この経歴では、「成功する」と考えるのは難しいでしょう。
わかりやすいように極端な例としました。
このように、経歴から、事業で担当する分野に「どのように関係するのか?」がわかるようにしなければ意味がありません。
なおかつ、「納得のいく内容」でなければ、外部の協力は得られないでしょう。
このため、
- 事業に関係する分野での経験
- 過去の勤務先での取引先
そういう意味では、先ほどの例の場合、「技術者」はダメですが「経理担当」とする方が良いでしょう。
人脈
基本的には、経歴と同じです。有名人の知り合いだからそれを記載するではありません。
事業が「成功する」と考えるための「情報」ですから、想定顧客や資材・資金などの調達先などといった、事業に関係する人とのつながりがあれば、記載します。
タグ:事業運営, 組織概要, 製品・サービスの詳細
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