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定款って?発起人って?

会社設立には欠かせない「発起人」と「定款」についてわかりやすくお話します。
どちらも重要なことですので、今回お話します。

発起人って何?、定款って何?

発起人って?

発起人とは、一言でいうと会社の設立後には株主になる人です。
厳密には、設立後に株主になる人でも発起人でない人がいますので、少し言い換えます。
発起人と呼ばれるのは、設立時に出資すると決まっている人です。

ただ、実際には、関係者以外に出資すると決まっている人かどうかはわからないです。
会社を設立する手続き上、わからない状態では困ることがあるので、実務的には、この後お話する定款に署名する人を発起人として進めることにします。

決まっていない人が居るの?と疑問のある方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは、定款に署名する人が発起人だと考えてください。
会社を設立しようとする時に、ほとんど登場することがない人なので、決まっていないが設立時に株主になる人については別途お話します。

会社を作ろうとしているのでしたら、誰に出資してもらうのか?は決まっていることが多いでしょう。
そういう意味もあり、前回のお話では、既に決まっていることが多い項目とお話しました。

定款って?

定款とは、会社についての運用などの規則や決定事項を記載した書類のことです。
とても重要な書類なので、会社を設立するには必ず、作らなければなりません。
このため、どの会社にも存在します。。。
実務では、無くしてしまったというお話も聞かないこともないですが、設立時には必ずあるはずの書類です。

設立時に必要だからという理由だけではなく、この後お話するように、定款にはとても重要な役割があります。

会社法では、定款に定められた内容が優先するという規定がある条文があります。
もう少し説明すると、ある事柄について、会社法の規定と違うことが定款に定めていなければこうなるという条文や定款で定めることができるという条文があるのです。
そう、定款に書かれた全ての項目が会社法に優先することではありません。

ただ、全部ではないにしても、会社法と違う決め事ができるのですから、会社を運営する意味では、この差は大きいです。

定款は、会社設立時だけではなく、会社設立も変更することにより、このような会社法と違うことを決めることができます。

このようにとても重要な書類なのです。

「発起人」や「定款」は、この講座でも良く出てくることになりますので、覚えておいてください。

脱線してしまいましたが、次回からは、定款に必ず記載しなければならない、それぞれの項目について、個別にお話します。

最初は目的とは?です。

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