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事業年度について

株式会社では、事業を行い、1年毎に決算を行います。
この1年とはいつからいつまででしょうか?
この期間を事業年度といいます。
今回は、この事業年度についてお話いたします。

事業年度について

事業年度とは?

事業年度とは、会社の1年の初めから最後までです。
冒頭でお話したように、事業年度にあわせて決算も行います。
役所などと同じように、「年度」を使っています。

期間は?

4月1日に始まり3月31日に終わる?

多くの会社や役所では、4月1日に始まり3月31日に終わる事業年度を採用しています。

このため、事業年度は、必ず、4月に始まり3月に終わらなければならないと考える方もいらっしゃいます。

実はそうではありません。

自由に決めることができます。

株式投資をされる方でしたら、上場企業の権利落ち日が毎月のようにあることはご存知だと思います。
この権利落ち日は、事業年度に関係しています。

毎月のようにあるくらいなので、会社が自由に決められます。

月単位ですか?

4月始まりではなくても、月初の1日始まりが多いです。
決算をする時に、繰り越し計算が大変・・・という、実務的なことが理由のようです。

しかし、毎月1日始まりで無ければならないこともありません。
月の途中の日からでも大丈夫です。

極端な話、3月31日始まり、翌年3月30日終わり、という事業年度を決めることもできます。
設立時の社長の誕生日が3月31日だからなどという理由で、決めることもできます。

どう決めるの?

事業年度は、会社が自由に決められます。
この会社は、何をさすのかというと、株主総会です。
会社の最高意思決定機関ですから、重要事項の事業年度は、この株主総会で決議します。

尚、決議した事業年度は、会社の規定なので、定款に記載します。

何に関係するの?

冒頭でお話した決算の他に、役員の任期にも関係します。
役員の任期については、既にお話していますとおり、事業年度の定時株主総会までという規定があります。

そのほか、会社の創立記念日など、毎年あるような行事をこの事業年度にあわせるようなこともあります。

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