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印紙のお話で出てくる文書とは? ~ 印紙の基礎2の1 ~

前回から印紙についてお話をしています。
今回は、印紙のお話をするときに出てくる文書の種類のお話です。

印紙の基礎

一言「印紙」といっても、お話する内容は多岐にわたるので、下記のような順番でお話をします。

  1. 納税義務者
  2. 納税地
  3. 税率・税額
  4. 印紙のお話で出てくる文書
  5. 課税文書の分類
  6. 課税文書の数え方
  7. 課税文書の呼び方
  8. 重要事項がないと課税文書にならない?
  9. 印紙税法上の契約書とは?
  10. 印紙代を決める契約金額とは?
  11. 複数の分類に該当するが?

印紙のお話で出てくる文書

印紙のお話に出てくる文書は次のとおりです。

  1. 不課税文書
  2. 課税物件
    • 非課税文書
    • 課税文書

印紙税に関係する文書の分類をまとめると次の表になります。

印紙関連文書

印紙のお話で出てくる文書
不課税文書 課税物件
非課税文書 課税文書

不課税文書

印紙を貼り付ける必要のない文書です。
印紙のお話をすると出てくる文書なので、お話をしますが、実は、印紙税法に定義がある名前ではありません
定義としては、次の「課税物件」以外の文書を言います。
文書と言っていますが、電子ファイル等の電磁気的記録もここに含まれます。
電磁気的記録は、厳密には「(印紙税法では)文書」と言わないのですが、「印紙税法に定義がない」という意味で、「不課税文書」に含まれて使われていることがあります。

電磁気的記録とは?

PCなどで作成したファイルで、印刷していないモノです。
印紙税法では文書はなどの物を想定しているので、(物ではない)印刷していないデータ含まれません

課税物件

印紙税法で扱う文書です。
定義は、法第二条にあり、次のとおりです。
  1. 印紙税法別表第一の課税物件の欄に掲げる文書
別表第一には、課税文書と非課税文書が記載されています。
このため、課税物件は、次の2つに分かれます。
  1. 非課税文書
  2. 課税文書

次回「非課税文書」、その次に「課税文書」のお話をします。

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