この記事を読むために必要な時間は約2分(894文字)です。
課税文書の数え方・呼び方 ~ 印紙の基礎4 ~
- 投稿日:2020-07-23
- 最終更新日:2020-08-03
- 表示:205PV
- カテゴリ:印紙
今回は、お話をするときに間違えないよう、課税文書の数え方と課税文書の読み方についてお話をします。
目次
印紙の基礎
一言「印紙」といっても、お話する内容は多岐にわたるので、下記のような順番でお話をします。- 納税義務者
- 納税地
- 税率・税額
- 印紙のお話で出てくる文書
- 課税文書の分類
- 課税文書の数え方
- 課税文書の呼び方
- 重要事項がないと課税文書にならない?
- 印紙税法上の契約書とは?
- 印紙代を決める契約金額とは?
- 課税文書が複数の分類に該当するが?
課税文書の数え方
今回は、課税文書の数え方についてお話をします。前回、文書の分類は、「印紙税法別表第一」の20文書とお話しました。
ただ、表には20以上の文書が書かれているように見えます。
それでは、どのように数えて、20文書というのでしょうか?
印紙税法別表1(表題部抜粋)
番号 | 課税物件 | 課税標準及び税率 | 非課税物件 | |
物件名 | 定義 |
別表1を見て気が付いた方もいらっしゃると思いますが、「番号」と書いてある部分が20あります。
上記は抜粋ですが、この番号が、文書の数です。
番号の次は、物件名と定義になっています。
1番号の中に、物件名が複数あるものがあります。
1番には4つの物件名があります。
また、17番には2つの物件名があります。
課税文書の呼び方
どう呼ぶのかがわからないと何を指しているのか混乱しますので、呼び方もご紹介します。物件名が一つか?複数か?で呼び方が変わります。
物件名が一つ(複数ない)もの
例えば、番号2番の文書は「第2号文書」と呼びます。物件名が複数あるもの
前回お話をしたように、物件名が複数あるものは、1番と17番です。番号1番の物件名の3の文書は「第1号の3文書」、同じく番号17番の1の文書は「第17号の1文書」と呼びます。
物件名に書かれているすべてを意味する場合は、「第1号文書」「第17号文書」と「のx(xは数字)」を省略した呼び方もあるので、ご注意ください。
次回は、「課税文書の重要事項」です。
広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません |
---|