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行の訂正・削除・追加について
- 投稿日:2013-05-17
- 最終更新日:2019-02-23
- 表示:48,868PV
- カテゴリ:契約書の訂正
訂正の仕方については、契約書の訂正の仕方についてで詳細をお話していますので、回答だけ、簡単に説明します。
実務的には、「xx行削除(追加・訂正)」などと書かずに、「xx字削除(追加・訂正)」とします。
なぜ文字だけなのか?というと、行では変更内容が大きくなりすぎ、変更内容が特定できないことがあるからです。
例えば、以下のような場合を考えてみましょう。
- 変更前
本契約の対価は無償とする。 - 変更後(正しい版)
1万円を本契約の対価として支払うものとする。 - 変更後(いたずら版)
11万円を本契約の対価として支払うものとする。
さて、このとき、「1行削除 1行追加」と書かれていたら、「正しい版」と「いたずら版」の違いは分かりますか?
分からなくなるのではないでしょうか。
確かに「行」で削除・追加・訂正できれば簡単で便利なのですが、重要な部分が特定できないこともあります。
このため、「文字」で削除・追加・訂正します。
文字数が多いなどの場合は、削除・追加・訂正ではなく、契約書を作り直しましょう。
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