ビジネス初心者のための契約書入門

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間違いやすい用語 ~ 以上、以下、以前、以後、以内など範囲や期間などの用語について ~

契約書を見ていると、範囲や期間などの用語で、間違って記載していることが多い用語があります。
今回は、この間違いやすい用語について、まとめました。

間違いやすい範囲や期間などの用語

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用語

間違いやすい範囲や期間などの用語は次のとおりです。

  1. 「以上」と「超える」
  2. 「以下」と「未満」
  3. 「以前」と「前」
  4. 「以後」と「後」
  5. 「以内」と「間」
  6. 「とき」と「時」

「以上」と「超える」

「○○以上」は、○○を含んで、それより多い数(≧)になります。
それに対し、「○○を超える」は、○○を含まず、それより多い数(>)になります。

使用例

契約書ではお金関係で使われることがあるので、金額を例にします。
「Aは壱万円以上」の場合は、壱万円を含めた高い金額(A壱万円)となります。
「Aは壱万円を超える」の場合は、壱万円を含めない高い金額(A壱万円)となります。

10個単位とする契約の場合、「1個につき1円10銭」という場合もあります。
このため、「Aは壱万円を超える」≠「A≧壱万壱円」(同じではない)となります。

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「以下」と「未満」

「○○以下」は、○○を含んで、それより少ない数(≦)になります。
それに対し、「○○未満」は、○○を含まず、それより少ない数(<)になります。

使用例

「以上」と同じく、契約書ではお金関係で使われることがあるので、金額を例にします。
「Aは壱万円以下」の場合は、壱万円を含めた安い金額(A壱万円)となります。
「Aは壱万円未満」の場合は、壱万円を含めない安い金額(A壱万円)となります。

「超える」と同じく、「Aは壱万円未満」≠「A≦九千九百九十九円」(同じではない)となります。

「以前」と「前」

「○○以前」は、○○を含んで、それより前になります。
それに対し、「○○」は、○○を含まず、それより前になります。

使用例

基準日で使われることが多いので、日付を例にします。
「12月1日以前」の場合は、12月1日を含め、それより前となります。
「12月1日」の場合は、12月1日を含めないため、11月30日以前となります。
言い換えると「12月1日前」=「11月30日以前」です。

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「以後」と「後」

「○○以後」は、○○を含んで、それより後になります。
それに対し、「○○」は、○○を含まず、それより後になります。

使用例

「以前」と同じく、基準日で使われることが多いので、日付を例にします。
「12月1日以後」の場合は、12月1日を含め、それより後となります。
「12月1日」の場合は、12月1日を含めないため、12月2日以後となります。
言い換えると「12月1日後」=「12月2日以後」です。

「以内」と「間」

期間や範囲で使われます。
「○○以内」は、○○を含む期間や範囲(≧)になります。
それに対し、「○○」は、○○を含まない期間や範囲(>)になります。

使用例

期間を例にします。
「契約日から十日以内」の場合は、契約日を含めた十日(契約日の九日後)となります。
「契約日から十日間」の場合は、契約日を含めない十日(契約日の十日後)となります。
一つ前の「後」で言い換えています。

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「とき」と「時」

単純に漢字で書くか、ひらがなで書かないかの違いです。
しかし、契約書では次のように記載の仕方を変えています。

  • 時 :ある時点を表す場合
  • とき:ある条件を表す場合

使用例

  • 時 :商品を発送した時から
  • とき:発送した商品があるとき=発送した商品がある場合

上記のように、「とき」の部分を同じく条件を表す「場合」に置き換えて意味が通じるかを考えると間違いを予防しやすいです。

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