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契約の期間一ヶ月って、いつからいつまでですか? ~ 契約書に記載する期間について ~
- 投稿日:2014-02-14
- 最終更新日:2015-05-11
- 表示:35,685PV
- カテゴリ:契約書
民法の規定では条件があるので、いくつか場合分けをしないといけないです。
順をおってお話します。
目次
時間で期間期間を決めた場合
即時に始まり、時間が来ると終わります。日、週、月、年で期間を決めた場合
初日について
民法では、初日は不算入が原則です。ただし、その期間が午前0時から始まるときは、初日を含めます。
言いかえると、暦の一日単位になるので、午前0時からでない場合は、24時間に満たないので、切り捨てて考えます。
この後お話する終了を判断する上で重要なので、しっかり確認しましょう。
終了日について
期間が日にち(x月x日)で指定されている場合
期間は、その末日の終了をもって期間が終わります。このことから、契約書に書かれた終了日も含まれます。
ただし、休日などでその日に取引をしない慣習がある場合は、その翌日まで契約が継続します。
期間が1月などの期間(日、週、月、年)で指定されている場合
基本形は暦に従います。気を付けることは、先ほどお話した初日の扱いです。
初日が入るかどうかで1日ずれを生じます。
4月1日から1カ月の場合を例にお話します。
- 初日不算入の場合:
4月2日から5月1日の終了まで - 初日参入の場合:
4月1日から4月30日の終了まで
1月30日から1カ月の場合は?
暦の例外です。2月がわかりやすいので2月を例にします。
1月30日から1カ月というと、初日不算入の場合、2月30日になりそうです。
しかし、2月はうるう年でも29日までで、2月30日にはなりません。
このような場合、その月の月末の日で終了することになります。
2月28日(うるう年なら2月29日)が終了するまでになります。
この暦の例外については、別途ご質問頂きましたので、契約期間はいつまで? ~ 契約書に記載する期間について その2 ~に、もう少し掘り下げた追加のお話を用意しました。
わかり難いようでしたら、追加のお話もご覧ください。
タグ:契約期間
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