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製品・サービスの売上目標 ~ 売上目標の根拠をわかりやすく ~

前回から「製品・サービスの売上目標」のお話をしています。
前回、「売上目標は定量的に」のお話をしましたので、今回は、2つ目の「売上目標の根拠をわかりやすく」です。

製品・サービスの売上目標

売上目標を記載する時に気を付けるのは次の2点です。

  1. 売上目標は定量的に
  2. 売上目標の根拠をわかりやすく
どちらも重要な点なので、前回と今回の2回にで分けてお話をします。

売上目標の根拠をわかりやすく

単純に売上目標を定量的に表すだけでは、わかりやすいかもしれませんが、説得力はありません
このため、売上目標を達成できるという根拠を示さなければなりません。

顧客から購入の確約を貰っているなど、特別な場合を除いて、実際にやっていない事なので、できると言い切るのは難しい場合が多いです。
しかし、事業計画ですから、適当な数字を出していることはないはずです。
もし、適当な数字であれば、考え直しましょう。
信用を失うだけですから。

大部分の方はしっかり考えて出した数字でしょう。
その考えを示せばよいのです。

基本的には

基本的には次のような要因を考えているでしょう。
それ以外もあるかもしれませんが、ここでは、次の項目でお話をします。

  1. 製品・サービスの特徴・魅力
  2. 提携先や顧客などの人脈
  3. 競合との関係
  4. 知的財産権

製品・サービスの特徴・魅力

製品・サービスの概要」で記載したような、サービスの内容です。
他にないような製品・サービスであれば、売れるはずだからです。
しかし、これでは定性的なお話になってしまいます。 定量化するには、「市場規模」や「ターゲット顧客」「価格政策」などや、この後お話するような項目が関連するので、これだけでは不足です。

提携先や顧客などの人脈

販売を担当してくれるような提携先や顧客などがあれば、その分、信用できるでしょう。
その人脈が読み手も信用ができるところであれば、尚更です。
逆に読み手が信頼できない所であれば、逆効果になります。

売上目標のところですから、詳細は「提携関係」や「ターゲット顧客」などの項目で説明するようにしましょう。
あまり詳細に説明すると、何のところかわからなくなりますから。

競合との関係

競合の製品・サービスとの優位性や勝てる方策などを簡潔に説明します。
詳細については、一つ前の人脈と同じく、「競合状況」で説明するようにします。
定量的に説明するためには、「市場規模」や「価格政策」と関係するところもありますので、同様に簡潔に記載しましょう。

知的財産権

知的財産権があり、参入を抑止・遅延できたりして、独占できるのであれば、「競合状況」は関係しないかもしれません。
ただ、逆に、「市場規模」がわかり難くなることもあります。
独占できるということは、新しい市場であることが多いためです。
競合と違う技術などで知的財産権を獲得した場合は、「競合状況」「市場規模」などと関係しますので、簡潔に記載しましょう。
知的財産権の詳細な記載は、「知的財産権」の項目で説明しましょう。
すでにお話をしているように、わかりやすさのためです。

次回は、3つ目の「市場規模」のお話です。

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