下請法Web講座
下請法とは
下請法とは、略称です。正式には「下請代金支払遅延等防止法」といいます。
下請取引は、大企業などの親事業者が下請事業者に対して優位になることが多く、ともすると、親事業者から無茶な要求をされることがあります。
このような状況を改善しようと成立したのが、この下請法です。
このため、下請法は、親事業者と下請事業者との取引の公正化と下請け業者の利益確保を図ろうとしています。
仕事上、中小企業さんから契約書についての相談を受けることが多く、その中には下請法の対象になる法人さんもあります。
その時々でお話させていただくのですが、実務を進める上では時間的な制約も多く、全体像などのお話ができないことが多くなります。
全体像の話になると、専門書などを参照しなければならず、必ずしも、わかりやすいとは言えないこともあります。
このため、時間があるときにでも、初歩的なところだけでもわかりやすくし、理解へのハードルを下げようと、本講座を作成しました。
わかりやすさを重視したため、厳密な意味での法律用語と乖離しているところがあります。
この講座の次は、下請法について書かれた書籍などに進んでいただければ、法律用語との違いなども分かり、理解も深まります。
余り難しいお話をしないようにしていますので、気楽にご覧ください。
初回は、「下請法の概要」です。