個人情報保護法Web講座

広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません


お客様の情報だけではなく、従業員の情報も個人情報として取り扱うのですか? ~ 個人情報の質問5 ~

「お客様の情報だけではなく、従業員の情報も個人情報として取り扱うのですか?」とご質問いただいたので、ご紹介します。

従業員の情報の取扱について

回答

ご質問の「従業員の情報」が「個人情報」である限り、個人情報として取り扱う必要があります。

説明

この回答を説明するには、次の2つの項目が必要になります。

  1. 従業員の情報が個人情報か?
  2. 顧客ではないのに、従業員の情報を個人情報しての取扱いをするのか?

従業員の情報が個人情報か?

「個人情報」の基本的な知識については、下記でお話していますので、ご覧ください。

「従業員の情報」と言われている情報が個人情報に該当する情報であれば、個人情報として取り扱います。

顧客ではないのに、従業員の情報を個人情報しての取扱いをするのか?

「個人情報」の基本的な知識を確認いただくとわかるのですが、個人情報の定義に、「顧客である」「従業員である」というような立場による違いはありません
違いがない以上、個人情報として取り扱う必要があります。

事業者として事業を行うことを考えると、事業に影響がある顧客の情報を守るというのは理解しやすいです。
顧客情報の漏えいは事業への影響が大きくなっているので、、厳格に取り扱うことが増えてきました。
しかし、従業員の情報を個人情報として厳格に取り扱うことには、違和感がある方が多いのも事実です。

広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません

「個人情報として取り扱う」を勘違いされていませんか?

違和感のある方とお話をすると、次のような勘違いをされている方がいらっしゃいます。

  1. 従業員の情報と顧客の情報を同じ取り扱いをしなければならない
  2. 従業員の情報の漏えいは事業に影響しない

従業員の情報と顧客の情報を同じ取り扱いをしなければならない

社内提供なら大丈夫?」でお話をしましたが、部署ごとの「利用の目的」が異なる場合、「利用目的の通知」という取得の義務が、別々に発生します。
言い換えると、部署ごとに個人情報の取扱が異なることがあり得るのです。

顧客情報を厳密に管理していて、これと同じ方法で従業員の個人情報を管理すると、業務に支障が出ることもあります。
このような場合、管理の仕方を変えればよいのです。

変えてもよいのですが、一点だけ注意が必要です。
それは、個人情報取扱事業者の義務守らなければならないということです。
顧客情報のように「厳密に」とまでは言いませんが、個人情報であることに変わりないのですから、義務は果たさなければなりません。

従業員の情報の漏えいは事業に影響しない

顧客情報が漏えいすると事業に影響があるとお話をしました。
それでは、従業員の情報が漏えいしても事業に影響しないのでしょうか。
顧客情報の場合、漏えいすると顧客などの外部から指摘をされます。
また、ニュースなどにより外部に周知されますので、事業に影響があることは明白です。

これに対し、従業員の場合、内部からの指摘になります。
しかし、ニュースなど外部が取り上げることはないのでしょうか?
取り上げられなかったとしても、漏れた情報について、顧客からの問合せなど、外部から指摘されることはないのでしょうか?
外部に漏えいしたとの情報が外部に洩れれば、事業に影響がでることは多くあります。
従業員の情報であっても、「情報が漏えいしたということは、顧客の情報も漏れるのではないか?」と考える顧客もいるでしょう。
「従業員であるから問題ない」とはならないです。
そう考えれば、個人情報として扱うということが理解できるのではないでしょうか。

タグ:, , , ,


広告枠・・・広告やリンク先の保証はしません

参考記事(一部広告含む)


このページの記事についてちょっと質問!