行の訂正・削除・追加について

契約書の相談で行の訂正・削除・追加のご質問をいただいたので、こちらでお話します。
訂正の仕方については、契約書の訂正の仕方についてで詳細をお話していますので、回答だけ、簡単に説明します。

実務的には、「xx行削除(追加・訂正)」などと書かずに、「xx字削除(追加・訂正)」とします。

なぜ文字だけなのか?というと、行では変更内容が大きくなりすぎ、変更内容が特定できないことがあるからです。
例えば、以下のような場合を考えてみましょう。


  1. 変更前
    本契約の対価は無償とする。
  2. 変更後(正しい版)
    1万円を本契約の対価として支払うものとする。
  3. 変更後(いたずら版)
    11万円を本契約の対価として支払うものとする。


さて、このとき、「1行削除 1行追加」と書かれていたら、「正しい版」と「いたずら版」の違いは分かりますか?
分からなくなるのではないでしょうか。

確かに「行」で削除・追加・訂正できれば簡単で便利なのですが、重要な部分が特定できないこともあります。
このため、「文字」で削除・追加・訂正します。

文字数が多いなどの場合は、削除・追加・訂正ではなく、契約書を作り直しましょう。

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