契約書の訂正の仕方について

契約書の訂正の仕方について

最近ですと、契約書もパソコンで作成されることが多いので、あまり訂正の必要はないかもしれません。
印刷のものしかない場合や手書きが必要な場合などで、訂正が必要なときのためにお話します。

以下の順番で説明します。

  1. 削除
  2. 追加
  3. 訂正


削除

文字を消したいときの方法は以下の通りです。

  1. 削除する文字の上に線を引きます。
    線の本数は二本です。一本や三本以上が絶対にダメではないですが、削除前の文字が見えるが、消していることもわかることが重要です。
  2. 削除したことを確認する印(以下、削除印とする)を押します。
    確認する印なので、契約当事者すべてが押す必要があります。
    削除印は、削除した文字のすぐ近くに押す場合と、同じ行の上下どちらか(縦書きの場合、横書きの場合は左右どちらか)の余白に押す場合とあります。
    どちらの方法を採用しても良いです。
    ただし、同一の契約書内で(同じ行の上にあるのであれば、全てが上に押す)同じ方法を取られていることが必要です。
  3. 『削除○字』と削除した文字数を記入します。
    記入場所は、同じ行の上下どちらか(縦書きの場合、横書きの場合は左右どちらか)の余白です。
    削除印がどこに押されてるときでも場所は同じです。

    異なるところをお話すると、
    削除印を余白に押したときは、削除印のとなりに記入します。
    削除印を削除した文字の近くに押した場合は、記入を省略するときもあります。

以上で、削除することができました。

追加

文字を追加したいときの方法は以下の通りです。

  1. 追加する文字の場所に『>』や『V』などの形を記入します。
    手書きですので、形はこだわらず、追加する位置がわかることが重要です。
    ただし、同一の契約書内で同じ形(とわかる範囲)で記入れていることが必要です。
  2. 形の開いている箇所に追加する文字を記入します。
  3. 追加したことを確認する印(以下、加入印とする)を押します。
    確認する印なので、契約当事者すべてが押す必要があります。
    加入印も削除印と同じ方法で、押します。
    追加した文字のすぐ近くに押す場合と、同じ行の上下どちらか(縦書きの場合、横書きの場合は左右どちらか)の余白に押す場合とあります。
    どちらの方法を採用しても良いです。
    ただし、同一の契約書内で(同じ行の上にあるのであれば、全てが上に押す)同じ方法を取られていることが必要です。
  4. 『加入○字』と追加した文字数を記入します。
    記入場所は、同じ行の上下どちらか(縦書きの場合、横書きの場合は左右どちらか)の余白です。
    加入印がどこに押されてるときでも場所は同じです。

    異なるところをお話すると、
    加入印を余白に押したときは、加入印のとなりに記入します。
    加入印を追加した文字の近くに押した場合は、記入を省略するときもあります。


訂正

削除と追加を合わせた方法で訂正を行います。
方法は以下の通りです。
最初に削除し、次に追加をすると考えるとわかりやすいです。
一つ違うのは、削除印と加入印は一つでよいことです。

  1. 訂正する前の文字分、削除します。
  2. 訂正した文字分、追加します。

契約書に押す印について

説明をわかりやすくするために、削除印や加入印とお話しましたが、実務では、削除印や加入印という名前では呼びません。
訂正するときも合わせて、すべて訂正印と呼びます。

訂正印は、以下の注意が必要です。

  1. 契約当事者すべてが押すこと
    追加や削除、訂正など重要な変更を確認したことを証する印なので、全員が押印する必要があります。
  2. 印は、契約当事者として押した印と同じ印であること
    こちらも、確認した人が契約当事者と同一人物であることを証する印なので、同じ印である必要があります。
    詳細は、契約当事者の署名押印(記名捺印)についてで既にお話していますので、参照してください。

以上で、契約書の訂正の仕方のお話は終わりです。

※2013年5月17日追記 行全体の訂正についてのご質問を頂いたので、行の訂正・削除・追加についてで、追加の説明をしています。

※2013年06月28日追記 訂正した箇所の再訂正については、訂正箇所の再訂正についてで、追加の説明をしています。

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