契約当事者の表示について

契約当事者の表示は、契約書によっては、契約当事者の表示はありません。
このため、ここでは表示する場合の記載の仕方をお話しします。

記載内容

契約当事者を特定するために記載します。
このため、契約当事者が特定されるに足る情報が記載される必要があります。

  • 個人の場合
    住所と氏名
    ※住民票通りに記載すると、相手方が確認しやすくなりますし、相手方の確認もできます。
  • 法人の場合
    本店所在地の住所と会社名
    ※登記簿通りに記載すると、相手方が確認しやすくなりますし、相手方の確認もできます。

従来の記載方法

冒頭でお話ししたように契約書によっては、契約当事者の表示はありません。
この後に説明する前書き(前文)に入れている場合もあります。
従来からの契約書では、契約当事者の署名押印(記名捺印)をする部分があるので、
前書き(前文)に記載して分量を減らしていました。

契約当事者を表示するときの記載方法

最近では、契約当事者の表示をして、合わせて、甲乙や役割などの表現を追加することにより、
わかりやすくした契約書も出てきています。

賃貸契約書を例にすると、以下のような表現です。


東京都○○区×××丁目△番□号
賃貸人(甲)   伊藤 太郎
東京都○○区×××丁目△番□号
賃借人(乙)   株式会社 富士山不動産


甲乙表現について

契約書では、一方を甲、一方を乙と表現することが一般的です。
この漢字は、十干から当てられています。
このため、契約関係者は10人までは大丈夫です。。。
とは言いながら、10人も出てくると、契約内容を確定するだけで大変です。
一般的には二者(二社)間での契約、時折、三者(三社)の契約をする場合があるくらいで、
四社以上になることはほとんどないです。

甲乙を使わなくてもよい

一般的には甲乙と使っているとお話ししましたが、
こちらも決まりはありません。
このため、契約当事者の名前や役割を短縮して使うことも可能です。

賃貸契約書を例にすると、以下のような表現です。


東京都○○区×××丁目△番□号
賃貸人(伊藤)   伊藤 太郎
東京都○○区×××丁目△番□号
賃借人(富士山)   株式会社 富士山不動産


東京都○○区×××丁目△番□号
賃貸人  伊藤 太郎(以下、賃貸人という)
 
東京都○○区×××丁目△番□号
賃借人  株式会社 富士山不動産(以下、賃借人という)


次は、前書きについてです。


付録:十干

漢字
読み こう おつ へい てい こう しん じん

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