危険負担について:危険とは?

危険負担で定めておくべきことは、どのようなことでしょうか?

考えることは、危険な事項が起こった後の契約対象物の状態によって異なってきます。
いろいろな状況が考えられるので、状況に応じて契約することになります。
全てを網羅することは難しいので、大枠の例として3パターンあげてみます。

前からお話ししている車に雷が落ちたケースを例に説明します。

契約対象物が無くなった場合

雷で車が跡形もなく無くなることはないかもしれませんが、説明のためお付き合いください。
例えば、雷が落ちて爆散したとしましょう。
運悪く、ガソリンに引火したのかもしれません。
この場合、修理というよりは、代わりの車が必要になります。
この代車の費用は誰が負担するのか?を定めます。

契約対象物は存在するが契約の目的を満たさない場合

契約の目的を満たさない場合とはどのような状態でしょうか?
クラシックカーとことなり、新車を購入したということは、運転できる状態の車が欲しくて購入しているはずです。
ところが今回の例のように、車が運転できる状態で無くなった場合、どうでしょうか?
購入者は運転できない車を欲しがるでしょうか?
通常、運転できる車にして欲しいと考えるはずです。
このように、『運転できる状態の車を購入』する契約の目的を満たさない状態を言います。
では、この場合の対応は?
修理する?か、代車を用意する?かのどちらかになるはずです。
どちらにしても費用が掛かるので、この費用は誰が負担するのか?を定めます。

契約対象物は存在し、契約の目的を大部分は満たす場合

契約の目的を大部分は満たす場合とはどのような状態でしょうか?
例えば、雷により天井の塗装が焦げているような場合です。
その他に異常が発見され無ければ、塗装のし直しで済ませたいのが、販売者側の考えでしょう。
でも、いくら異常が発見されなかったとはいえ、購入者は異常が出るかもしれない車は欲しくないのではないでしょうか。
このような場合に、どうするか?その費用は?を定めることになります。

大部分は満たすの定義がそれぞれにあるので、あまり良い例ではないかもしれません。
契約書上の条文にするのであれば、例えば、このような状態とはっきりするような条件を設定して、交渉したほうが良いです。

続いては、契約違反した場合の対処条項について考えましょう。

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