契約書は両面や大きな紙1枚で印刷をしたら割印や製本がいらないと聞きましたが本当ですか?

契約書は両面や大きな紙1枚で印刷をしたら割印(契印)や製本(袋とじ)がいらないと聞きましたが本当ですか?と質問頂いたので、こちらでお答えします。
これだけだと状況がわかり難いので、もう少し分けてお話します。

今回のお話では、A4片面で印刷すると2枚・4枚・8枚になる契約書を例にお話します。

ご質問では割印となっていましたが、実際には契印でしたので、以後は契印としてお話します。
その違いについては、契印と割印 ~ 契約書に押される印について ~でお話しています。
また、製本(袋とじ)の意味については、袋とじ(製本)について枚数の多い契約書は製本しないとダメですか?でお話しています。
合わせてご覧ください。

それぞれの契約書の印刷方法について問題はあるか?

質問にお答えする前に、印刷方法に問題があれば、検討する意味はありません。
このため、先に印刷方法に問題が無いかのお話をします。

両面印刷だと問題がある?

回答から先に言うと、問題ありません
どういう状況かというと、A4片面で印刷すると2枚になる契約書を、A4両面で印刷して1枚にする場合です。
実務ではよく行われています。

大きな紙1枚で印刷だと問題がある?

回答から先に言うと、問題ありません

どういう状況かというと、A4片面で印刷すると2枚になる契約書を、A3片面で印刷して1枚にする場合です。
A3はA4の2倍なので、A4の2枚を左右に並べると、1枚で印刷できます。
見開きで1ページなので、契約書の内容も確認できます。
両面印刷に比べると事例は少ないですが、実務でも使われています。

契印や製本(袋とじ)が必要?

印刷方法で問題が無いとわかったところで、ここからは、最初にお話したようにA4片面で印刷すると2枚・4枚・8枚になる契約書を例にお話します。

A4片面で2枚の場合

両面印刷の場合

印刷結果は1枚です。
そうすると、繋ぐものがありません。
このため、契印しようとしても、押印する場所がありません。
また、製本(袋とじ)にしても、1枚だけでもできないことは無いですが、意味は無いでしょう。
このため、どちらも必要ありません

大きな紙に印刷の場合

両面印刷同様、印刷結果は1枚です。
1枚であれば、既にお話したように、どちらも必要ありません

A4片面で4枚の場合

両面印刷の場合

印刷結果は2枚です。
そうすると、繋ぐものがあります。
また、製本(袋とじ)にしても、2枚ですからできます。
このため、どちらかは必要になります。

大きな紙に印刷の場合

A3片面であれば、印刷結果は2枚です。
そうすると、両面印刷同様、どちらかは必要になります。

ただ、この場合、両面印刷にすれば、印刷結果は1枚です。
1枚であれば、既にお話したように、どちらも必要ありません

このように、両面印刷と大きな紙への印刷を組み合わせることにより、結果が違ってきます。

A4片面で8枚の場合

両面印刷の場合

印刷結果は4枚です。
もうお分かりかもしれませんが、契印か製本(袋とじ)、どちらかは必要になります。

大きな紙に印刷の場合

A3片面であれば、印刷結果は4枚です。
A3両面であっても、印刷結果は2枚です。
そうすると、両面印刷同様、どちらかは必要になります。

まとめ

以上のように、契印や製本(袋とじ)が必要?の回答は、

  • 紙の大きさや片面・両面などの印刷方法には依存しない。
  • 印刷結果の枚数に依存する

となります。

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